外貨投資と日本人の資産運用

外貨についてまとめました。資産運用についても見ていきます。

これからの円の価値

円の価値を考える時、日本の構造による危うさが指摘されているところです。構造の問題として、真っ先に挙げられることは少子高齢化です。

退職したシニア世代の年金が、少子高齢化によって減額されることとなり、年金の収入では生活がまかなえないとなった場合、彼らは貯蓄を切り崩して生活していくことになります。今後、さらに高齢化が進んでいくとこの流れが加速し、国全体の貯蓄額も減っていくこととなり、将来的に財政不安に陥る可能性がうまれます。

家計や企業が貯蓄した資金は、その金融機関が国債投資などを通じて財政赤字を補填しているので、貯蓄率が高い日本ではこの方法が有効的に機能していました。また日本国債を保有している大部分は日本人投資家なので、日本国債は売られずに日本から資金が出しないと考えられてきており、それが日本円の安心材料につながっていました。しかし、貯蓄率が低下することで、この2つの点が変化してしまうことが考えられるのです。

貯蓄利率が低下してしまうと貯蓄を元手として政府が財政赤字を補填するという方法には限界が出てきます。日本国債を海外の外国人投資家が購入することで、これを解決できることは考えられますが、そうなると外国人投資家の国債保有率は高まってしまうという別の不安が生まれてしまうのです。何らかの事情で財政不安が高まったとき、彼らが国債を売却し、国債の価格が暴落してしまうと一気に財政危機に陥ってしまうということが考えられます。

例えば消費税率を予定されている税率よりさらに上げる、または逆に社会保障費を削るということをすればこういった可能性は排除できるかもしれませんが、現実的とはいえません。