外貨投資と日本人の資産運用

外貨についてまとめました。資産運用についても見ていきます。

注目を浴びる外貨投資

「外貨」とは、「円」以外の通貨を指し、アメリカドル、ユーロ、人民元といった様々な種類があります。多くの人にとって外貨が必要となるのは、海外旅行をする際でしょう。円と現地の通貨に両替することで、旅行先で食事したり買い物ができたりします。しかし、近年では「FX

という呼び名で外国為替取引を行う人も増えてきていて、外貨=外国の貨幣という認識だけでなく、外貨=金融商品としてとらえられるようになってきています。また、FXのような比較的短期間での取引を行う場合だけでなく、より中長期的な視点に立って、円に換えて外貨を預金しておく外貨預金に興味を持ち始めた人もでてきているようです。それには近年の日本政府による経済政策による影響が大きいといわれています。

1990年代前半のバブル崩壊により、日本は長引く不況に苦しめられました。一般的に不景気になると市場に貨幣が出回りにくくなるので貨幣価値は上昇、さらに円高により原材料の輸入費用が抑えられ、物価が下落するデフレという状態になります。物価が下がることは消費者としてはお得ですが、生産者側に立った場合は売り上げが落ちることになるので、新規事業を始めたり設備投資をしたり、人材を新規採用したりすることは抑えられてしまいます。雇用が生み出されず、賃金も上がらないという環境ではさらに人々は消費を減らしていくことになり、いわゆるデフレスパイラルといった深刻なデフレ状態が続くことになるのです。何年も、消費は抑える、投資も抑える、といった状況が続いてしまったことで、日本人にはリスクをとって何かをしようという、リスクを覚悟で利益を得ようとする気持ちが薄れてしまったと言われています。

日本人の外貨投資

2000年前後にかけて日本で行われた、いわゆる「金融ビッグバン」といわれる一連の金融制度改革によって、銀行において一般の個人が外貨預金をすることが認められるようになりました。また、銀行の窓口でも投資信託を購入できるようになりました。その結果、「円」ではなくアメリカドルやユーロなどに両替して預金をする外貨預金や、外国の債券や株などに投資する対外証券投資の額が増加していきました。さらに、外貨によって運用する投資信託については、外貨に両替することなく円で購入することができるという点が個人投資家たちに受け、外貨預金や対外証券投資以上にその額の増加が見られるようになりました。

この動きは円安が進行しているので、円に換算した際の外貨で建てた預金、債券、株などが増えたという部分もありますが、それでも政府や日本銀行の政策などによって、個人投資家が外貨投資に対して興味を持ち始めているということがいえるでしょう。

外貨の両替ならNIHONEX両替店

そうはいってもやはり国民全体に広く外貨預金や外貨投資が一般的になっているというとはいえません。現在のところ、外貨投資は金融資産総額の数パーセントにしか過ぎませんので、日本全体としてみると、「円」だけを保有し、「円」のみでご自身の資産を運用しているという人がほとんどとなっています。

しかし、やはりインフレに誘導していこうとする国内情勢を考えたとき、「円」だけで資産運用をするのはやや厳しくなるかもしれません。となると、確かにリスクはあったとしても最小限に抑えられ、そしてリターンが比較的期待しやすい、外貨によって資産を建てていこうとする人の割合は、増えていくものであると予想されています。